ドラゴンボール 第13話のあらすじ考察「亀仙人の芭蕉扇」

ストーリー
引用元 ドラゴンボール 集英社

ドラゴンボール第13話は前回からの続きで悟空とチチが、フライパン山の火を消すために芭蕉扇を求めて亀仙人の元は向かう話です。
二人は無事に亀仙人の家まで行くことができますが、なんと芭蕉扇は亀仙人が捨ててしまっていたため借りることができず、結果的には亀仙人自らがフライパン山の火を消すために出むことになりました。

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さて、本話では興味深い謎がいくつか描かれていました。

  • 亀仙人の本名
  • 子ガメラのその後
  • 不老不死の薬について

亀仙人の本名

ひとつずつ見ていきましょう。
まず「亀仙人の本名」についてです。
どういうことかというと、チチに武天老師であることを疑われた亀仙人は免許証の名前を見せることで、その疑いを晴らしていたのです。

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普通に考えて「亀仙人」も「武天老師」も本名であるとは思えません。
ということは、亀仙人には本名がある(考えてみたら当たり前ですが。)という事です。
そして、チチはその亀仙人の本名を知っていたという事になります。
でなければ、名前を見て「武天老師」だという事が分かるはずがありません。

とは言え、この世界の免許証には名前の記載に通称、この場合「武天老師」という名称を使えたという可能性もありるにはあります。
しかし、亀仙人にもちゃんとした本名があるのは間違いないはずですので、ここでは、チチは牛魔王から亀仙人の本名を聞かされて知っていたとした方が解釈としては面白いのではないでしょうか。

子ガメラのその後

次は亀仙人の移動手段として使用された(?)子ガメラの話です。
亀仙人は筋斗雲に乗ることができないため、フライパン山への移動に子ガメラを呼んで、連れて行ってもらっていました。
後に飛行機や船などのカプセルを持っていたはずですが、なぜかこの時点では所持していなかったようです。買い物はどうしていたんでしょうね?

さて、それはさておき本題の子ガメラの話です。
子ガメラは普通の亀ではなく、特撮映画「大怪獣ガメラ」の子どもを意識して作られたと思われます。
私自身映画を見ていないので、細かいところまでは分かりませんが、どうやらガメラは回転しながら飛行することができるようです。
そのため、亀仙人を乗せて回転しながら飛行するシーンも、映画からの拝借という事になりますね。

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しかし、この子ガメラ、その後ドラゴンボールの中で出てくることはありませんでした。
ウミガメはかなり後半まで登場シーンがあったのですが。
移動手段としては飛行スピードもいまいちな上に、回転するという特定上、乗せている人間が目を回してしまうという点もあり、その後の出番がなかったのかもしれません。

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不老不死の薬について

さて、最後は「不老不死の薬について」です。
ウミガメによると、亀仙人は不老不死の薬を飲んでいるようです。

引用元 ドラゴンボール 集英社

公式では300歳以上の年齢とされているため、一見本当の話のようにも見えますが、知っての通り亀仙人はピッコロ大魔王との闘いで命を落としています。
さらに「不老不死の薬」なんてありはしない。嘘だ。ということも言っていました。

しかし、武天老師としての活躍の噂などから原作内でもかなりの長寿であることは間違いなさそうです。
これらのことから考えて、「不老不死の薬」は存在しないが、「不老の薬」というのはあって、亀仙人はそれを結構な年齢になってから飲んだということなのでしょう。

それにしても、ピッコロ大魔王と話はかなり後の話であるにもかかわらず、この「亀仙人が不老不死の薬」を飲んだというウミガメのセリフを覚えていて、亀仙人が死んでしまうこととの矛盾が生じないようにしたのはよかったですね。
普通に過去の設定を忘れて、読者からつっこみがきていてもおかしくはなかったと思います。

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