15話は亀仙人のかめはめ波によって、フライパン山の火を消すことに成功したブルマたちが、無事にドラゴンボールを発見します。
フライパン山にあったドラゴンボールは七つの星を宿す七星球でした。
これで残るドラゴンボールは、ひとつだけになりました。
悟空たちは最後のドラゴンボールを求めて旅を続けることになるのですが、本話で注目すべきポイントは以下の3つでしょう。
悟空の初かめはめ波
亀仙人のかめはめ波に影響を受けた悟空は見よう見まねでかめはめ波を放ちます。
その後のドラゴンボールにおいて、本家の亀仙人よりもかめはめ波を多用することになっていく悟空ですが、この時が初めてかめはめ波を放った瞬間でした。
その悟空のかめはめ波を見て亀仙人も牛魔王も驚きを隠せない様子です。
亀仙人自身もかめはめ波を習得するには50年かかると言っているくらいですから、普通の武道家では並大抵の努力では身に着けることができないのでしょう。
孫悟飯はともかく、おそらく牛魔王もかめはめ波は撃てないと思われます。
しかし、それはあくまで波の武道家の話であって、その後に出てくる悟空のライバルになりうる武道家たちは50年どころか、ほんの数年の修行でかめはめ波を習得しています。
天津飯にいたっては、悟空と同様に見ただけでかめはめ波を放っています。
そう考えると亀仙人が現役で活躍していた時代の武道家たちは、それほどレベルが高くなかったのかもしれません。
悟空とチチの結婚の約束
第23回天下一武道会で、悟空と牛魔王の娘のチチは結婚をします。
その結婚のきっかけになったのが、第15話で交わした結婚の約束でした。
悟空に股間をけられたことで、チチは悟空を男性として意識し、悟空に将来の結婚を持ち掛けますが、悟空はこの時に結婚の意味を理解していませんでした。
食べ物か何かと勘違いをしていた悟空は、あっさりとチチとの結婚の約束を承諾してしまいます。
そんな双方に認識のギャップのある約束でしたが、悟空の能天気な性格が幸いして、後の天下一武道会で結婚を果たすことになります。
結果的にこの約束が後の伏線のような方になったわけですが、おそらく鳥山先生自身はそこまで計算にいれていなかったのではなと個人的には思います。
何気なく描いた描写やセリフを後の展開に活かされたりということは、悟空のしっぽの設定が後のサイヤ人の大猿化の設定の伏線としてつながったりといった例のように、ドラゴンボールでは随所で見られます。
そう考えると、このチチとの結婚の約束もうまく後の展開に伏線として活用したなと鳥山先生の手腕に感心をせずにはいられませんね。
ブルマに化けたウーロンのぱふぱふ
第15話は、初期のドラゴンボールではよくあるサービス回でもあります。
「ぱふぱふ」という言葉を覚えたのがドラゴンボールや、鳥山先生がキャラクターデザインをしているドラゴンクエストだという人も多いのではないでしょうか?
ブルマはフライパン山の火を亀仙人に消してもらうために、自分のおっぱいをつつかせる約束を亀仙人と交わしています。
悟空とチチの結婚の約束と比較すると、なんとも低劣な約束です。笑
さて、約束通りフライパン山の火を消すことに成功した亀仙人は当然のようにブルマに約束の履行を求めます。
困ったブルマはウーロンに自分に変身をしてもらって、亀仙人の相手をさせようとします。
当然ウーロンは拒否をするのですが、ピーピーキャンディーを食べてブルマに逆らえないウーロンは仕方なく言いなりになります。
そのまま、おとなしくおっぱいをつつかれるだけでよかったウーロンですが、何を思ったのか、亀仙人にぱふぱふオプションをサービスしてしまいます。
亀仙人のことを「自分よりもスケベ」と評したウーロンでしたが、性癖が歪んでいるというか、十分に亀仙人に負けない変態ぶりを露呈しているとも言えるでしょう。
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