ドラゴンボール 第1話のあらすじ考察「ブルマと孫悟空」

ストーリー
引用元 ドラゴンボール 集英社

今の子どもたちにとってドラゴンボールといったらサイヤ人編以降のストーリーで、初期の悟空が子どもの頃の話は読んだことがないという子も多いんじゃないかと思います。

このブログでは主にドラゴンボールの謎について考察をしていますが、無印ドラゴンボールの第一話からストーリーのあらすじの解説をしながら、ドラゴンボールの謎について語っていきたいと思います。

山奥で暮らす孫悟空

ドラゴンボールは「むかしむかしのこと」という書き出しから始まります。

引用元 ドラゴンボール 集英社

「むかしむかし」というのがいつのことかというと、大全集などの公式ファンブックによると悟空とブルが出会ったのがエイジ749年のようですので、この頃のようです。
最終回で「この物語はやっと現代に帰ってきましました」とありますが、それがエイジ784年ですので、正直「むかしむかし」というほど昔という気はあまりしませんね。
まあ、ここは鳥山先生も深い意味もなく描いたと思われますので、深く考えない方がよいと思います。

この第一話でよくとりあげられる謎といいますか矛盾点は以下のシーンでしょう。

引用元 ドラゴンボール 集英社

「人間みたのもはじめてだ…」という悟空のセリフ。孫悟飯のじっちゃんは人間ではないのでしょうか?
また悟空はブルマが女だと知った時に、女にはしっぽもないのかと驚いています。
じっちゃんにも当然しっぽはないはずですので、ここも驚くのは不自然だと言えます。

ネットなどでは、これは単純な作者のミスで片づける人も多いですが、私なりにあえて妥当な解釈をうするとすると「人間みたのもはじめてだ…」にはじっちゃんを無意識に除外して発言してしまったんだと思いますね。
そもそもじっちゃんが死んだのも何年も前の話でしょうから久しぶりにみた人間のブルマに対して、思わず「はじめて」という言葉が出てしまったんでしょう。
わざわざ「じっちゃんを除いてはじめて」という言い方をするのも、説明的過ぎますしね。
なので、これは作者のミスではなく、悟空のミスとする方が解釈としては自然だということになります。

ドラゴンボールで願いをかなえた国王

さて次の謎は以下のシーンです。

引用元 ドラゴンボール 集英社

以前にドラゴンボールを集めた人は王様になったとのこと。
この王様誰かという話ですね。
ネットでこの王様は現在のキングキャッスルに住んでいる犬の国王だという考察を読んだことがあります。

しかし、もしあの犬の国王がドラゴンボールで願いをかなえて国王になったのだとしたら、ブルマのセリフも言い回しがもう少し変わるような気がしますね。
例えば「今の王様は実はドラゴンボールで国王になった」というような表現の方がより自然でしょう。
そしてブルマは過去の文献を調べてドラゴンボールのことを知ったようですから、現代の話とするのはそぐわない気がします。
であれば、これは今の国王より何代か前の初代国王がドラゴンボールで世界全体の王として君臨するようになったのかもしれませんね。

この時の悟空の戦闘力は?

この第一話の時点での悟空の戦闘力はいくつか?
という事が時々話題になります。これも大全集などの公式ファンブックなどで数字の掲載はされているようです。
それによると、どうやら50らしいです。
地球人の一般男性の戦闘力が5でだということを踏まえると10倍の戦闘力ということになります。
そして大猿化したら500になりますので、孫悟飯のじっちゃんを踏みつぶして殺すことができても不思議ではありません。

またラディッツ襲来時の亀仙人の戦闘力が平常時で139だということも併せて考慮しても妥当と言えますね。怪しい数字の多い大全集の公式戦闘力ですが、この初期の悟空の戦闘力に関しては比較的信頼に足る数字ですね。

しかし、個人的な見解で言えば初期の頃の悟空たちの強さを戦闘力で表すのは無理があるのではと思っています。
スカウターが計測する戦闘力は気の大きさを数値に置き換えたもののはずです。初期の頃の悟空は気ではなく肉体的な強さや格闘技術で戦っている印象ですので、この時点でスカウターが仮にあったとしても戦闘力=悟空の強さを表すことにならないのではと考えています。
もちろん肉体の強さはある程度戦闘力と連動するはずですが、かめはめ波などの気を使いだすようになるまでは戦闘力を考察することにどれだけの意味があるかは疑問です。
まあ、そこまで厳密に考える意味はあるのか?というところではありますが。

こんな感じでこれからも一話ずつドラゴンボールのあらすじの概要と謎の考察をしていきたいと思います。

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