第6話では前回に引き続いて、ウーロンと孫悟空の戦いが描かれます。
ただ、実際には対決と呼べるようなものではありません。ウーロンは変身によって悟空がビビッて降参すると思っていたのですが、悟空は当然ウーロンのこけおどしの変身にはまったくビビっていません。
それどころか、逆にレンガを指一本で破壊してしまう悟空の強さを見せつけられ、ウーロンの方が逃げ出してしまいます。
結局、ウーロンは悟空たちに捕らえられ、さらった娘たちは解放、その後ブルマたちの旅に強引に同行させられますので、家屋敷も放置することになってしまいます。
自業自得とはいえウーロンにとっては散々な結末になってしまいましたね。
さて、今回の考察ではウーロンの変身能力に注目していきたいと思います。
ウーロンは悟空との対決で、ダンディな紳士、あばれ牛、巨大ロボット、こうもり、ロケットと様々な動物、物体に変身をします。
無生物にも変身できるのはなかなかですが、いかんせん変身時間が5分と限られているのが致命的ですね。
悟空との戦いにおいても戦いの最中と逃げる途中で5分の変身リミットが切れてしまい、正体がばれてしまいました。
悟空との戦闘もそうですが、村人を襲って人質をさらうのも5分以内ですまさないといけませんので、これは結構な制約ででしょう。
後々の話にも出てきますが、ウーロンは変身の特訓を受けた南部変身幼稚園を、女性の先生のパンツを盗んだことで追い出されています。
そのせいで変身技術をしっかりと身につけられていなかったようですね。
さらに、ウーロンの変身は見た目を変えることができても、その能力まではコピーできないようです。
そのため、子どものパチンコ攻撃でものすごく痛がっていたり、自分で用意したスープに指を突っ込んで熱がっていたりと、変身はこけおどしでしかなかったようです。
しかし、強さや防御力までは再現できないウーロンの変身ですが、こうもりに変身をしたときは空を飛んだり、ロケットに変身をした時には悟空の筋斗雲の速さに対抗していたりと、飛行能力に関してはしっかりと変身をした対象物の能力を再現できていました。
これはどういうことでしょうか?
もしかしたら、ウーロンはすべての能力を再現できないのではなく、南部変身幼稚園で飛行能力などの特殊な能力だけは再現できるようになっていたが、強さ、防御力などの再現能力は身につけることができなかったのかもしれません。
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