ドラゴンボール 第17話のあらすじ考察「オヤブンの得意技」

ストーリー
引用元 ドラゴンボール 集英社

第17話「オヤブンの得意技」は、ついに登場したウサギ団の首領である「オヤブン」との対決が話の主軸になっています。
ウサギ団のオヤブンの見た目は巨大なウサギの姿をしており、一見、悟空はおろか街の住人ですらそれほど恐れるような相手ではないように見えますが、彼には特異な能力があります。

ウサギ団のオヤブンは、それが本名なのかどうか分かりませんが「兎人参化」とヤムチャに呼ばれており、なんと触れた相手をニンジンに変えてしまうという驚異的な力を持っているのです。
オヤブンはこの力を使い、逆らう者を次々とニンジンに変えてきたのでしょう。村の人々をこの力を使って村人たちを脅して支配してきたとのだと思われます。

ブルマが人参に!

悟空とオヤブンが対峙する中、オヤブンによりブルマがオヤブンに触れてしまい、なんとニンジンに変えられてしまいます。

引用元 ドラゴンボール 集英社

悟空は如意棒で応戦しようとしますが、ニンジンに変えられたブルマを人質に取られてしまい、悟空たちはどうすることもできない状態になってしまいます。
さらにというか、案の定ウーロンはさっさと逃げ出してしまいました。

ヤムチャが助太刀に。

ここで助太刀に入ったのがヤムチャとプーアルです。
ヤムチャは悟空たちのドラゴンボールを狙っているため、ここで悟空がウサギ団にやられてしまっては、ドラゴンボールも手に入らないため、手を貸してくれたのです。

引用元 ドラゴンボール 集英社

鳥に変身したプーアルがウサギ団の親分からニンジンに変えられてしまったブルマを奪うと、そのすきにウサギ団の手下をヤムチャがかたずけます。
人質を奪われてしまってはウサギ団のオヤブンは、如意棒を持つ悟空の敵ではありません。
あっさりと降伏したオヤブンによって、ブルマは元の姿に戻ることができました。

月に送られるウサギ団

と、ここまでは通常のストーリー紹介でしかないのですが、この後、ドラゴンボールの考察において、様々な議論が繰り広げられた問題シーンが展開されます。
悟空の前に降参したウサギ団たちは、なんと悟空によって如意棒で月に送り届けられてしまうのです。

引用元 ドラゴンボール 集英社

如意棒はカリン塔と展開を結ぶための道具であり、さすがに月までは届かないだろうとか、サイヤ人である悟空が宇宙空間では生きられないとか、そもそもカリン塔を上るのにあれだけ時間のかかった悟空が月まで如意棒でウサギ団を担ぎながら登るのは不可能だとか、様々な突っ込みが考えられます。

もちろん、無印ドラゴンボールの初期はアラレちゃんのノリがまだ残っていましたので、ギャグ展開だと考えるしかないのですが、後のシリアス路線になってからの設定から考えると、あり得ないシーンであるのは間違いないでしょう。

月を破壊されたウサギ団の運命は?

さらに月に送られたウサギ団はどうなったのか?という疑問もあります。
その後の、第21回天下一武道会にて大猿に変身した悟空を元に戻すために、無天老師のかめはめ波で破壊されてしまっています。
ということは、この時にウサギ団も月とともに死亡したことになりますね。

引用元 ドラゴンボール 集英社

しかし、よく考えると月に送る途中に悟空は満月を見ることになるわけですので、この時点で大猿に変身しなくてはおかしいことになります。
満月を見ることで大猿に変身をする設定は、この後のピラフ一味との話で出てくるわけですので、完全に矛盾した展開になってしまっていますね。

もしかしたら、この時点では悟空が大猿に変身をする設定はまだ考えていなかったのか、行き当たりばったりで描いていたのか?鳥山先生なら、後者の可能性もありそうですね。

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