いよいよドラゴンボールを求めて悟空とブルマの冒険が始まりました。
第2話では夜の街道をブルマと悟空がバイクで疾走するシーンからスタートします。
夜も更けてきたという事で、「きょうはここまでね」と言い出すブルマ。
「野宿をするのか?」という悟空の質問に対して、ブルマはデリケートな自分がそんなことするわけないと言い出し、取り出したのがホイポイカプセルです。
ドラゴンボールを初期から読んでいないと知らない人も多いかと思いますが、このホイポイカプセルは鳥山先生が生み出した画期的なアイテムでしたね。
家だろうと飛行機だろうと車だろうと、どんあ巨大な物体であってもスイッチ一つで手のひらサイズのカプセルに収めて持ち運べるのですから、こんな便利なものないですよね。
キャンピングカーを持ち歩けるようなものですからね。
山育ちの悟空がブルマのことを魔法使いか何かと疑うのも無理のないことです。
ホイボイカプセルから取り出した家の中は、家具、家電一式がそろっていて、当時はすごいなという印象しかなかったともうのですが、今の視点でみると面白いのはテレビなどの家電製品が古臭いんですよね。
当時の時代背景的にブラウン管型でリモコンもないようなのですが、ホイポイカプセルのような高度なテクノロジーがありながら、こういったところはその時代の技術を想像が超えられないのは、古いSF漫画や小説などでありがちな現象ですね。
さらに風呂場がトイレと一体型のユニットバス形式というのもいただけないですね。
もちろん現代でもスペースの都合上、ユニットバスというのもありますが、ブルマはお金持ち設定でホイポイカプセルは空間の制約がないのですから、ユニットバスではないタイプの家を持っていも父子ではないんですけどね。
その後、悟空がブルマの入浴シーンをのぞいたり、悟空の年齢が14歳(後の展開一武道会で12歳だったと訂正)だということが明かされたりとなんやかんやありました。
しかし、この第2話で一番の重要なポイントは悟空の出生について語られたシーンでしょうね。
悟空が赤ん坊のころに捨てられていたのは、故郷である惑星ベジータから送られてきたサイヤ人だったからだというのはファンだったら誰もが知っている事実ですが、こんな物語の初めの第2話でさらっと、後のサイヤ人編、フリーザ編へとつながる伏線が張られているんですよね。
もちろん、この時点ではサイヤ人の構想などまったくなかったのでしょうが、この時に描いた設定をしっかりと回収したのはすごかったですね。
ドラゴンボールは引き延ばしだのなんだの言われることが多いですが、少なくともフリーザ編まではストーリーの流れにはまったく無理がなかったと思います。
そしてサイヤ人編、フリーザ編につながる伏線はここだけではありません。
そのあたりについては、次回以降の記事で紹介していきたいと思います。
コメント