ミスターサタンはドラゴンボールの作中登場当初は、自身とセルの実力差に気づかず、無謀にもセルゲームに参加してくるおバカキャラという位置づけでした。
おそらく、作者的にもその後も活躍させるつもりはなかったんじゃないかと思います。
しかし、セルゲーム後半で世界チャンピオンの意地を見せ悟飯覚醒に貢献をしたことで、地味に人気が出たのか、ブウ編ではビーデルの父親というポジションで再登場しました。
そして、ブウ編でも実力では戦いに参加することはできないもののブウと友情関係を気づくという手段で、ブウの破壊活動をやめさせようとしました。
ピッコロも、そんなミスターサタンのことを評価する発言をしていましたね。
ミスターサタンの強さはどれくらい？
さて、そんなこんなでドラゴンボールのおバカキャラ、愛されキャラとしての立ち位置を獲得したミスターサタンですが、純粋な強さはどれくらいなのでしょうか？
一応、悟空たちが出場していないとはいえ、天下一武道会でも優勝をして世界チャンピオンとしての地位を手にしていたわけですから、それなりの強さは持っていたはずです。
作者の鳥山先生は、ミスターサタンの強さはボブサップより強くないという発言をしたことがあるそうです。
わざわざボブサップを引き合いに出すということは、ボブサップには敵わないけど、それに近い実力を持っているという事でしょうか？
ボブサップと言えば、アメリカ合衆国コロラド州コロラドスプリングス出身のキックボクサーとして、主に2000年代に活躍した選手でしたね。
2003年大みそかの曙との対戦は非常に話題になりましたので、覚えている人も多いのではないでしょうか？
そんなボブサップよりは強くないと言われても、ドラゴンボールの世界基準だと強いのか弱いのかよくわかりませんね。
ミスターサタンの瓦割りの記録はすごい？
客観的な強さがわかる描写としては、まず思いつくのがセルゲームの瓦割りではないでしょうか？
この時に、ミスターサタンはテレビでセルゲームを見ている慣習へのデモンストレーションと、セルへの威嚇を兼ねて、14枚の瓦割りを披露します。
14枚の瓦割りがどれくらい凄いのかピンとこないですが、調べてみるとYoutubeなどでは45枚記録、82枚記録などの動画でてきますが、これらは純粋に力で割り切ったものではなく、上の方の重さで下の瓦も一緒に割れているようです。
ミスターサタンのように最後の瓦まで手刀を貫通させて割り切った記録では2018年時点で、30枚というのが確認できました。
それと比較すると、ミスターサタンの14枚はしょぼく見えてしまいますが、ドラゴンボールの連載は90年代ですので、その時点では凄かったという可能性はあります。
銃を持っている強盗二人組を余裕で倒すミスターサタン
次にミスターサタンが実際に闘うシーンを検証していきましょう。
ミスターサタンが実際に誰かと闘うシーンは非常に少ないのですが、セルとの闘いを除いてしまうと、ブウ編で強盗まがいのことをしていた二人組を倒したのが唯一の戦闘シーンといってよいでしょう。
この時は、この二人組に野良犬を銃で撃たれたことに怒り、相手が銃を持っていたのにも関わらず果敢に向かっていきました。
銃をけりで弾き飛ばした後は、一方的に叩きのめしたわけですが、相手は一般人ですからこれは当たり前の結果でしょうね。
とはいえ、銃を持っている相手に挑めるのは、流石という事もできるかもしれません。
セルに吹き飛ばされても無事なミスターサタン
前述したようにミスターサタンの実際の戦闘シーンは、強盗二人組を除けばセルとの闘いしかありません。
しかし、これはまともな闘いにすらなっておらず、セルに蠅のように弾き飛ばされて場外負けとなってしまっています。
ピッコロ曰く、セルもこんなやつを直に殺したくなかったのか、思いっきり手加減をされたようです。
しかし、直接の攻撃においては死なないように手加減をされたとはいへ、空中高く弾き飛ばされて、そのまま岩に激突しています。
普通の人間であれば、これだけで死んでいると思われますので、相当なタフさを持っていることがうかがい知れます。
これはあくまで推測でしかありませんが、ボブサップであってもこんなに宙に浮く勢いで弾き飛ばされて岩に激突させられれば普通に命を落とすのではないでしょうか？
それであれば、仮にミスターサタンがボブサップよりもパワーでは少し劣っていたとしても、この耐久力で粘り強く戦えば、ボブサップにも勝てる気がしますね。
ミスターサタンはマンガのキャラクターですし、このシーンはギャグ的な要素もありますので、あまり真面目に考えるのもどうかという気もします。
しかし、ミスターサタンさたんの強さを測る指標が少ない中で、耐久力というのは強さのひとつとして考慮してもいいのではないかと思います。
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